【SVシングルS10】破壊カイリュー対面構築【最終60位/レート2091】
こんにちは、ジェントリです。
SVシーズン10で目標の最終2桁を初めて達成出来ました。
今回は、その最終60位をとった構築を紹介します。
今月からルールは変わりましたが、誰かの参考になればと思います。
最終順位60位 レート2091
使用構築(レンタルあり)
構築経緯
s8 162位のえぬさんの飛行テラバカイリュー+ハバカミ+悪ラオスという対面的な並びが非常に強力だと感じたため、この3体を丸パクリし軸として構築を組み始めた。
初手の飛行テラバカイリューの弱点として、鉢巻パオジアンの氷柱落としでワンパンされてしまうことが挙げられるため、その技選択を渋らせる要因として元構築にも入っていたヘイラッシャを採用。
カイリューが地震を覚えていない都合上、重くなってしまいがちな鋼タイプに強く、軸の3体で重いミミッキュに型破りで圧をかけられる炎オーガポンを採用。
最後の一枠には、テラスしたカイリューを上から命懸けで倒してくるコノヨザルやカイリューで勝てないキョジオーン入りへ出す駒として前期15位のどっぺるさんが使っていた身代わり剣舞ガブリアスを採用して、構築が完成した。
個体紹介
炎オーガポン@かまどのめん
テラスタイプ:ほのお
特性:かたやぶり/おもかげやどし
性格:ようき
実数値:175(156)/141(4)/122(140)/*/117(4)/171(204+)
技構成:ツタこんぼう/ウッドホーン/がんせきふうじ/つるぎのまい
S-最速ガブリアス抜き+1
HB-意地水ラオスのテラス水流連打を約99%で耐え
意地カイリューのテラス神速を93.75%で2発耐え
意地ミミッキュのテラスシャドクロ+かげうち耐え など
構築の補完枠兼アイドル枠。
カイリューが止まってしまう鋼タイプや軸の3体で重いミミッキュに強く出れる。
技構成はツタこんぼうとウッドホーンが確定で、あと2枠に対イーユイやミラーで撃てる岩封と努力値を割いていないAを上げられる剣舞を採用した。
スカーフイーユイに岩封をすることで素早さ関係を逆転できるのがポイント。
また、耐久に厚く振っているため、様々な攻撃を耐えてくれた。
特殊なテラスタルの仕様を持つポケモンだが、このポケモンにテラスを切る前提で選出することはほとんどなかった(試合の中でテラスを切ることはある)。
せっかくかわいい見た目をしているのに、対戦中常に奇妙なお面を被っていることだけが許せない。顔を見せろ。
ヘイラッシャ@たべのこし
テラスタイプ:フェアリー
特性:てんねん
性格:わんぱく
実数値:257(252)/120/183(252+)/*/86(4)/55
技構成:ウェーブタックル/ねむる/まもる/あくび
HBぶっぱ
パオに選出画面や技選択のタイミングで圧をかける枠。
明らかに相手のヘイラッシャ突破手段が乏しそうなときにしか選出しない。最終日は一度だけ出した。
最初は眠るの枠に地割れを採用していたが、撃つ機会が全くなかったため、詰ませ性能を高める眠るに変更した。
このポケモンのおかげか、初手のカイリューパオジアン対面でパオジアンが氷以外の技を撃ったり、交代してくれることが何度もあった。
カイリュー@するどいくちばし
テラスタイプ:ひこう
特性:マルチスケイル
性格:いじっぱり
実数値:167(4)/204(252+)/115/*/120/132(252)
技構成:テラバースト/しんそく/アンコール/みがわり
ASぶっぱ
本構築の大エース。このポケモンがいたから勝てた。
ほとんどの試合でこのポケモンを初手に出し、相手がパオジアンであろうとテラバーストを即決した。
地震がある顔をして鋼タイプにテラバを押すと何故か通ってしまう。
しかしサフゴは基本そのまま居座ってくる。やめてください。
チオンやドヒド、ラッシャなどの受けポケモンに対しては、初手身代わりから入って宿木や毒、あくびを透かし、それをアンコールする。その後にテラスを切りテラバを撃つと相手のポケモンが1体吹っ飛ぶ。
ディンルーに対しては「初手テラバ→カタスをアンコ→身代わり」と動くことで相手は身代わりを割れず、裏のポケモンでテラバを受けることになる。
初手の電磁波ブエナカミが流行っていたが、ラムのみを警戒してか、電磁波ではなくムンフォを押してくれることが多く助かった。
テラバにカイリューを後出しされた場合は、そのダメージ量から電磁波カイリューかどうか推測し、怪しい場合には身代わりを押していた。電磁波を撃たれたらアンコでイージーウィン。
このポケモン1体で3タテ、もしくは2.5体ほど持っていく試合もそれなりにあり、まさに破壊神だった。
ハバタクカミ@ブーストエナジー
テラスタイプ:ノーマル
特性:こだいかっせい
性格:おくびょう
実数値:131(4)/*/75/187(252)/155/205(252+)
技構成:ムーンフォース/シャドーボール/あまえる/いたみわけ
CSぶっぱ
カイリューで荒らした後のスイーパーその1。
参考元の構築レンタルを使ったときに、Cの高い最速ブエナカミの強さを感じたため、甘える痛みわけカミではあるがCSのまま採用。
主な甘える対象であるノマテラカイリューに対しては耐久無振りなことがそれほど問題にならず、それ以上に、イーユイやテツノツツミ、テラスを切ったカイリューに対して高火力を与えられるメリットが大きかった。
今期は耐久に振った電磁波ブエナカミが流行ったため、このカミは相手の想定以上に負荷をかけていたと思う。
テラスタイプ:あく
特性:ふかしのこぶし
性格:いじっぱり
実数値:175/200(252+)/121(4)/*/80/149(252)
技構成:あんこくきょうだ/インファイト/ふいうち/つるぎのまい
ASぶっぱ
カイリューで荒らした後のスイーパーその2。
とりあえず裏に置いていた。
カイリューでの突破が難しい鋼タイプに強いだけでなく、襷を盾にハバカミやツツミ、オーガポンに対するストッパーとしても活躍する。
相手の行動に合わせて不意打ちや剣舞の択を通すことで、負けを勝ちに変えることができる。
耐久がそこそこあるフェアリーテラスには基本勝てないので注意が必要。
ガブリアス@オボンのみ
テラスタイプ:フェアリー
特性:さめはだ
性格:ようき
実数値:183/182(252)/116(4)/*/105/169(252+)
ASぶっぱ
対͡コノヨ、キョジオ枠。
コノヨ入り構築には毎回初手投げしていた。
コノヨ対面身代わりから入ることで、命懸けや投げつけるを拒否し、ドレパンなどがない限り基本的に身代わりを割られないため、剣舞を積み破壊することができる。
初手でカイリューと対面してしまった場合はテラスを切って剣舞を押していた。流行っていたのか分からないが、初手に置く鋼or妖テラスの冷ビエアスラ電磁波カイリューが一定数いたため正解だった。身代わりはテラス後の電磁波拒否にも役立つ。
また、カイリューを投げにくいセグレイブ入りにはガブから入ってテラス地震をすることが多かった。
技構成について、逆鱗の枠を流行りのスケショやテラバにすることも考えたが、お盆を持たせたかったことや、高い威力と命中が安定することから逆鱗のままにした。相手がスケショやテラバを勝手にケアしてくれて勝つこともあった。
補完枠として、選出した試合ではかなり活躍してくれた。
選出
・基本
ほとんどの対戦がこれ。悩んだらこの出し方をする。
・コノヨザル入り
・キョジオーン入り
キョジが初手に来るとは限らないため選出順が難しい
その他、相手の構築に合わせて刺さっていそうなポケモンを選出。
重いポケモン・並び
・鬼火電磁波ドラパルト
・キラフロル
・セグレイブ
・アーマーガアやミミズズ入りの受け構築
・一貫ができたときのスカーフ水ラオス
あとがたり
s8に初のレート2000を達成し、まさかこんなに早く次の目標の最終2桁を達成できるとは思っていなかったので、とても嬉しいです。
常に1ロム特攻の人間なので最終日の不安が凄かった。
構築完成後に気が付いたのですが、構築全体で命中不安の技が命中95の岩石封じしかなく、自分の行動による運負けというのが起こりにくい構築だったのは、精神的にもとてもよかったなと思います。
当然のように電磁波が飛んでくる地獄のような環境でしたが、それに屈することなく結果を残せてよかったです。
2回目の最終2桁や、レート2100をいつか達成できるように今後も頑張りたいです。